Thread: Zhzad Virkplj
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Old 10-16-2013, 03:29 AM
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 恭子が聞く。それを無視して男はなおも茂則に話しかけた。 「何をやめにしたんですか」
 弘樹が言う。ところがその手は途中で止まり、男は何か考えごとをしている。 「それから。さっき、つい工藤の運転手の話をしちまったが、石田のこと、もし工藤にチクッたら貴様ただじゃ おかねえからな」
「そんなことは」 「いえ、本社への申し送りや報告は課長がすべて仕切るものですから、わたしのポジションではわからないとい う意味です」
 無線機を置き、ハンドルに頭をのせた。 「真牛、マブイが戻ってきたのか?」
「わたしも、お顔を拝見しただけで、この方ならって」二人が口々に言う。  琉球を去った雅博は薩摩で昇進していた。琉球の事情に明るい雅博にとって適職ともいえる地位だ。しかしこ れが今日の二人の溝《みぞ》となっている。
「笑いごとじゃないって。やることって『節約』と『収納』しかないんだもん」 「……用がなくなりゃあ態度が変わるんだな」
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